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歯並びが悪いとどうしていけないの?

理想はのこぎりの噛み合わせ

理想はのこぎりの噛み合わせお互いにぴったりと合わさった2枚の、のこぎりの歯を想像してみてください。

もしあなたの歯がこのようにかみ合っていなかったら噛みあわせが悪い(不正咬合)といえるでしょう。
悪いかみ合わせは、見た目以上に悪い影響を及ぼします。

悪い噛み合わせの悪い影響

  • 虫歯や歯そうのうろうになりやすい。口臭の原因となります!
  • 良くかめない。胃腸障害が原因となります!
  • あごの成長、顔かたちにも影響する。
  • 口元が気になる。コンプレックス。
  • 発音しにくい。
  • 噛む力が均等にならず、歯の寿命が短くなる。

正しい歯列矯正を行うと

  • きれいに並んだ歯は歯磨きもしやすくなり、虫歯や歯周炎になりにくいので歯が長持ちする。
  • 良いかみ合わせを作ることにより、噛む力が均等になり歯が長持ちする。
  • 顎関節や口の周りの筋肉などを良い状態に保つ。
  • 下顎の正しい成長を助け、バランスの良い顔を作る。
  • 明瞭な発音もできるようになる。
  • 歯ならびを治すことでコンプレックスを解消し、暗い表情から明るい表情へとイメージアップする。

はじめる時期は?

何歳でも歯列矯正は可能?

それぞれの患者さんにより、最適な治療開始時期は違ってきます。 まだ乳歯しか生えていない時期でも早く治療しなければならない場合もありますし、歯が全て永久歯に生え変わってから一度に治療したほうが良い場合もあります。 何歳の時でも気づいた時点でなるべく早く相談し、診察を受けることが大切です。

たとえ患者さんが何歳であっても、どんなに悪いかみ合わせでも矯正は可能です。

一般的な例

一般的に6~7歳  最初の永久歯が生えてくる頃
矯正のための検査が受けられます。
10~12歳永久歯が生えそろう頃
検査に適した年齢です。
歯の発育に問題のある場合
2~3歳で検査するのが最適な場合もあります。
小児~中学生
原則として取り外しのできる装置を主に使用します。 ※8~10歳の早い時期に矯正装置を入れることで、状態によっては、以後の治療が短くなったり不要になる場合もあります。
中学生~成人
固定式の装置を使用します。

どんな装置を使うの?

取り外しの出来る装置

取り外しの出来る装置 基本的に、7~12歳の成長中の子供達にはこのような取り外し式の装置を用います。

取り外しの出来る装置
たとえ歯に問題がなくても上顎の幅がとても狭ければ悪いかみ合わせの原因になります。
その場合、このような口蓋を広くするための装置を使うことがあります。

固定式装置

固定式装置 エッジワイズ(ブレースとも呼ばれる)ブラケットと呼ばれる装置を歯の表面につけ、そこにワイヤーを通して歯を動かします。 通常、永久歯が生えそろった状態での使用。

固定式装置
透明なセラミック製のブラケットを使用。ずいぶんと目立たなくなりますね。
※当院では全ての患者さんの前歯にこのブラケットを使用しています。

口の外にする装置

口の外にする装置 一般に寝ている間に装着歯を後方上方へ移動する時や顎の成長を抑制する目的で使用します。

口の外にする装置
上顎の前方への成長を促進させます。

保定装置

保定装置 矯正治療で動かした歯はエッジワイズを外した後、元の位置に戻ろうとする性質があります。そこで歯を新しい位置に留めておく為に、骨がしっかりと固まるまでの間、保定装置(リテーナー)を装着しなければなりません。主に透明の取り外し式の装置を使います。

見えない装置って?

目立たない歯列矯正治療について

セラミックの装置 他医院では、まだ金属製の矯正装置を使用している所がほとんどですが、当院ではなるべく目立たないよう治療を受けたいと言う方が多いため、全ての患者さんに前歯にはセラミック製の装置を使用しています。 歯を正しい位置へ移動させるために適切な力を掛けられるように設計されていますので、金属の装置でもセラミックの装置でも歯の移動や治療期間についてはほとんど違いはありません。

目立たない歯列矯正治療

こんなことも出来ます。

カラーモジュールを使った歯列矯正

■歯の裏側からの矯正
成人の方には、装置を歯の裏側からつけて治療する方法(舌側矯正)も採用しています。
しかし、この方法はどの症例にも応用できるというわけではないので、ご相談ください。

■カラーモジュール
逆にカラフルな色のゴムを使うことによって、従来の「金属」のイメージを取り去ることも出来ます。
気分に合わせてカラーチェンジ!治療を楽しもう!


最新歯科医学情報

呼吸の仕方と歯並び

ほ乳類は一般に鼻で呼吸します。 人間も、激しい運動で酸素が足りなくなったときなどに口の助けを借りますが、本来は鼻で呼吸する動物です。 ところが最近、習慣的に口で呼吸をする子供達が目立ってきました。 我々矯正医は、この口で呼吸をする習慣が、歯ならびの悪くなる一つの要因であると感じています。 口で呼吸する習慣だけが原因ではありませんが、口を閉じても骨格的に上下の前歯が閉じない状態(骨格的開口)や、上あごの縮み(きょうさく)などの不正咬合を作っていると考えられています。 それだけではありません!口で呼吸する習慣は、歯ならびが悪くなるだけでなく、さまざまな障害が生じやすいのです!

もしも 口呼吸の習慣があるなら,意識して口を閉じ、鼻で息をするように心がけましょう.
当院では、耳鼻科医と連携して口呼吸の改善を図ります。
また 口呼吸により間違った運動をするようになった「舌」の運動訓練を、治療に取り入れております。

フッ素塗布後の注意点



  • フッ素塗布後30分間は飲食や、うがいをさせないで下さい。
    歯の表面にフッ素を充分作用させるため、飲食やうがいはさせないで下さい。
    口に残ったフッ素は飲み込んでも心配ありません。

  • フッ素だけでは虫歯を完全に予防することはできません。
    フッ素を塗布したことで安心して、歯みがきを怠らないようにしましょう。


お子さんを虫歯から守りましょう。



1.食べ物・飲み物

☆おやつの時間と回数を決めましょう。
ダラダラと食べ続けていると、虫歯の原因になります。
バランスの良い食生活を心がけ、おやつも時間や場所を決めてあげるようにしましょう。

☆飲み物も虫歯の原因になります。
スポーツドリンクや乳酸菌飲料・加重飲料・炭酸飲料などの甘い飲み物を、お水やお茶がわりに飲ませないようにしましょう。
哺乳瓶で飲ませながら寝かせたり、夜間に飲ませるのも虫歯の原因になるので、特に注意が必要です。

2.歯みがき

☆歯みがきの習慣をつけましょう。
きれいにするのは、おうちの方がしてあげましょう。
汚れているところを良く見てきれいにします。手さぐりみがいていては、かえって時間もかかって大変です。3歳ぐらいになると一人でみがきたがるようになりますが、まだ一人では上手にできません。小学校入学後もしばらくは見てあげましょう。特に男の子は、高学年でもお母さんの仕上げ磨きが必要かもしれません。